口臭というのは、なかなか自分ではわからないものです。また、他人に口臭があっても指摘しにくいように、仮に自分の口臭がひどかったとしても、なかなか指摘されることはないと言えるでしょう。
ですが、口臭というのはその人のイメージを悪くしてしまうことがありますし、人間関係やコミュニケーションにも影響を与えかねないものです。今回は、口臭の原因にどのようなものがあるのか、また口臭への対策についてご紹介していきます。
目次
口臭の原因として、口の中が原因の場合と口以外が原因の場合とがあります。でも、実際は、ほとんどの口臭は口の中が原因になっていると言われています。そのため、まずはお口の中に原因がないかを探っていきましょう。
まず口臭には大きく分けて、誰にでも起こりうる「生理的口臭」というものと、病的なものが原因で起こる「病的口臭」というものがあります。
生理的口臭というのは、健康な人にでも起こる口臭のことです。生理的口臭は、主に唾液が少なくなることが原因で引き起こされます。
例えば、朝起きたばかりの時、空腹時、緊張やストレス状態にある時などに誰にでも起こりえます。女性の場合、ホルモンバランスによっても起こることがあり、生理や妊娠時などには口臭が強くなる傾向があります。
<生理的口臭への対策>
生理的口臭の対策としては、「唾液を出す」、もしくは「口の中を潤す」、ということを行います。口の中の唾液が減るとなぜ口臭が起きるのか、その理由は、唾液が減ることによって、唾液の自浄作用が落ちたり、殺菌作用が落ちたりなどして、細菌が大量に繁殖してしまうからです。
そのため、もし口が乾き気味で口臭が出ていそうな時は、飴を舐める、ガムを噛む、というような簡単な対処で唾液を出すことができますし、もしくは水やお茶を飲む、口をゆすぐというような対処法でも細菌を洗い流すことができるので効果的です。
病的口臭というのは、歯周病や虫歯などの病気、もしく舌の上にべったりと付いている舌苔(ぜったい)などが原因となって起こる口臭です。こちらは生理的口臭と比べ、悪臭の度合いが強く出ることが多いのが特徴です。
<病的口臭への対策>
病的口臭の対策としては、原因となっている病気の治療をする必要があります。特に口臭の原因として多いのは歯周病です。こちらは重度になるほど、ひどい悪臭を放つようになるため、できるだけ悪化しないよう、定期的に歯周病ケアを受ける必要があります。
虫歯に関しては、口臭を出すほどの虫歯というのは相当悪化しているため、早めの対処が必要です。ですが、いずれにしても、口臭の原因を突き止めるには、自己判断をせず、まずは歯科を受診し、歯科医師の判断を仰ぐことが必要です。
舌苔の場合は、特にそれに対して治療するということはありませんが、セルフケアが重要になってきます。舌苔というのは、通常うっすらと白くついている状態というのが正常な状態で、このような場合には特に匂いを放つこともなく、特に取り除く必要もありません。
分厚く付着している場合というのは、病気の時や、体調があまり良くない時に起こります。このような分厚い舌苔は口臭の原因になりますので、舌ブラシや、やわらかい歯ブラシでそっとなでるように、無理をしない程度に取り除くとよいでしょう。
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