子供にも歯石はつきます。歯石の溜まりやすさというのは個人差がありますので、ほとんどつかないお子さん、歯石とりをしてもすぐについてしまうお子さん、それぞれですが、この違いは何なのでしょうか。
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歯石は、歯の表面に溜まったプラークが唾液中のカルシウムなどのミネラル成分によって硬くなったものです。つまり、プラークが溜まらなければ歯石がつくこともありません。
唾液の質は人それぞれで、酸性側に傾いている人、アルカリ性側に傾いている人さまざまです。酸性側に傾いている人はどちらかというと虫歯にかかりやすく、アルカリ性に傾いている人は歯石が溜まりやすい傾向があります。
歯並びが悪く、ガタガタに重なっている場合、引っ込んでいる歯には歯ブラシが当たりにくくなるため、その部分にプラークが溜まりやすくなりそれが歯石となります。
歯石が溜まりやすい場所は、歯と歯茎の境目です。歯石が溜まりやすい方の多くは、この部分がよく磨けていないことも多いものです。まずは歯科で磨き方をチェックしてもらい、正しい磨き方ができるように歯磨き指導を受けることをおすすめします。
歯石というのは、硬いので一度ついてしまうと歯ブラシで落とすことができません。そのため、ついてしまったら歯医者でクリーニングを受けましょう。自分で歯石を落とすグッズなどもありますが、特に硬い歯石の場合、歯茎を刺してしまうこともあるため、歯石は歯医者で取ってもらうことをおすすめします。
歯並びがデコボコになっていることが原因であれば、これからも歯石を落としても落としてもついてしまう、ということが続いてしまいます。歯磨きのテクニックを磨くことでつきにくくすることは可能ですが、歯の健康面なども考慮に入れると、できれば矯正治療をしておくのがベストです。
歯石は、放置しておくと歯肉炎を起こし、歯茎の出血や腫れなどを起こすほか、口臭の原因にもなります。そして、歯石を長期間放置していると、だんだんと硬くなり、歯石を取る際に時間がかかってしまったり、痛みを伴いやすくなります。そのため、歯石はついたら早めの段階で落としておくのがおすすめです。
子供の歯肉炎は、大人の歯周病と違い、それが原因で歯を失うことにはなりませんが、ずっと治療しないことで将来歯周病にならないとも限りません。そういった意味でも、子供のうちから健康な歯茎の状態を保つことは大事です。
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