歯を白くする方法といえば、いくつかありますが、その中でも歯医者で行うホワイトニングは、歯を削らずに自分の歯の色そのものを白くできるのが魅力です。今回はその種類と選びかたについてご紹介します。

歯医者のホワイトニングと他の歯を白くする方法との違い

歯医者で歯を白くするのと、エステサロンで行うホワイトニングといった歯医者以外の方法ではどんな違いがあるのでしょうか。できれば歯医者以外でできる方が、手軽に白くできていいな、と思われる方もいるかもしれません。

実は歯医者で歯を白くする方法と、他の方法では大きな違いがあります。一番大きな違いは、歯医者のホワイトニングは「歯そのもの」を白くするのに対し、歯医者以外の歯を白くする方法は、「歯についているステインなどの着色を落としているだけ」という点です。

つまり、歯そのものを白くできるのは「歯医者でのホワイトニングだけ」ということです。そのため、終わった後の効果というのも大きな違いが見られます。

歯医者のホワイトニングってどんなもの？

歯医者で行われているホワイトニングは、専用のホワイトニング剤により、歯のエナメル質に入り込んでいる着色成分を分解します。また、同時に歯の表面をすりガラス状にすることにより、歯の色を白く見せてくれます。

そのため、ホワイトニングは天然の歯にのみ効果を現し、詰め物や被せ物、差し歯は白くすることができません。

また、神経が入っていない歯は黒っぽく変色しますが、この黒い変色は歯の内側から起こっている現象であるため、通常のホワイトニングで白くすることはできません。

歯医者で行われているホワイトニングの種類

歯科医院で行なわれているホワイトニングは、一般的に次の３種類があります。

1.オフィスホワイトニング

歯科医院で行われるホワイトニングです。診療室のチェアーにて、歯の表面に高い濃度のホワイトニング剤を塗布し、光を当てながら歯を白くしていきます。

数十分程度の施術で、１回目から白さが実感できるのが特徴です。ただし、ホワイトニング剤の濃度が高いため、人によっては施術中、または施術後に一時的に強くしみることがあります。

2.ホームホワイトニング

ご自宅で行うホワイトニングです。歯科医院でオーダーメイドのマウストレーを製作し、ご自宅でそのマウストレーに専用のホワイトニングの薬剤を入れて歯に装着することで、徐々に歯を白くしていきます。

安全性も考慮し、ホワイトニング剤の濃度は低く抑えられていますので、効果が現れるのはゆっくりです。そのため、白くなったと実感できるまでにある程度期間が必要ではありますが、歯に対する刺激は少なく、より自然な仕上がりにすることができるのが特徴です。

3.デュアルホワイトニング

より早い効果とより自然な仕上がりを期待したい場合には、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを両方行う「デュアルホワイトニング」という方法もあります。

この方法であれば、両者の利点が生かされるため、より優れた効果が期待できます。

歯医者のホワイトニングの選び方

とにかく早く歯を白くしたい方や、全てプロに任せたい、という方にはオフィスホワイトニングが適しています。一方、より自然な白さを求める方や、自分のペースで好きな時に行いたい方、知覚過敏が気になる方にはホームホワイトニングがおすすめです。

デュアルホワイトニングは、料金は余計にはかかりますが、両者の良いところを生かすことができるので、よりよい結果を出したい方におすすめです。

それぞれの方法にそれぞれのメリット、デメリットがあるため、詳細についてはお気軽にお尋ねください。