甘いものを食べすぎると虫歯になる、ということはよく知られていますが、実は歯周病の原因にもなることをご存知ですか?
甘いものや糖質の摂りすぎは、体の様々な病気の原因にもなっていますが、今回は糖質の摂りすぎと歯周病の関係についてご紹介します。
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甘いものや糖質の摂りすぎで起こる病気としてよく知られているのは糖尿病です。糖尿病は、本来、糖を栄養素として細胞に取り込むインスリンの働きがうまくいかなくなることで、本来使われるべき糖が使われず、血液中にあふれかえった状態です。
糖尿病は甘いものだけでなく、甘くないご飯やパンなどの過剰摂取でも起こります。糖質は、エネルギー源として重要ではありますが、摂りすぎてしまうと「糖化」という状態を引き起こし、体中の血管や細胞にダメージを与えてしまいます。
そして、糖尿病の新たな合併症として加えられたのが、歯周病です。歯周病もまた、高血糖状態が続くことで、歯茎の血管が傷つけられて起こると考えられています。
つまり、糖質過剰になることで、お口の中の細菌がプラークを作ることで歯周病菌が増えて歯茎などの歯周組織を外側から攻撃するのに加え、高血糖状態による糖化によっても内側から歯茎を傷つけてしまうのです。
現代社会は甘いもの、糖質で溢れかえっています。美味しいお菓子は今や、どこでもすぐに手に入れることができますし、コーヒーや紅茶に砂糖を入れて毎日飲む、という人も多いことでしょう。また、手軽に炭水化物だけで食事を済ませている人も多いのではないでしょうか。
このように、私たちの生活は、糖質に対して注意を払っていないと、ついつい糖質の摂取が多くなりすぎてしまう傾向があります。
中年以降になると生活習慣病にかかる人が多くなり、もはや何も健康状態に全く問題のない人の方が少ないのではないか、という状況です。
多くの現代病は糖質の摂りすぎが原因だと言われています。それゆえ、糖質の取り方に気をつけるだけでも、歯周病を含め、虫歯、病気のリスクを大きく下げられる可能性があります。
糖質を摂りすぎているかもしれない、という人は、これからでも遅くありませんので、食生活を見直し、バランスの取れた食事を摂るようにしてみることをおすすめします。
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