歯茎の腫れは誰でも経験したことがあるような、ありふれた症状です。少し歯磨きをサボっただけで歯茎というのはすぐに腫れてしまうもので、多くの場合は一時的なもので治ってしまいますが、中には様子を見ずに早めに歯科を受診したほうがいい場合があります。今回は、積極的に歯科を受診したほうがいい歯茎の腫れとはどんなものかについてご紹介します。
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歯茎が腫れても、歯磨きをしっかりとやれば治るようなものであれば、一時的な歯肉炎だと考えられ、特に問題はないと考えられます。ですが、どんなに歯磨きをしっかりやっていても歯茎の腫れが引かない場合、歯茎の病気である歯周病や、歯根が割れていて内部に感染を起こしている、もしくは歯根の周囲に病巣ができている可能性などが考えられます。
これらのような場合は、ただ歯磨きをしっかりやったからといって治ることはなく、放置すればするほど、感染状態が悪化して骨が溶かされてしまい、ひどい痛みや腫れの悪化、最悪の場合歯を失うことにもなりかねませんので、できるだけ早めに歯科を受診しましょう。
また、高血圧や狭心症の治療薬であるニフェジピンなどの薬を飲んでいる場合、その副作用で歯茎の腫れを起こしてしまうことがあります。このような場合も、あまりその状態を放置するのは好ましくないため、薬の変更などを担当医と相談することも検討する必要があります。
歯茎のキワの部分ではなく、深部(唇に近い部分)が腫れていて、指で押すと痛いポイントがある場合、歯根の内部に感染があり、それが骨に広がっている膿瘍を作っている可能性があります。このような場合には、できるだけ早めに根の治療をする必要があり、歯茎の切開も場合によっては必要になります。放置するとひどい痛み、腫れになることがあるので、こちらもできるだけ早めに対処しましょう。
歯茎に白いニキビのようなものができて、膨らんでは潰れ、というようなことを繰り返す場合、歯根の周囲に膿を溜めている可能性が高いです。膨らみが潰れると腫れが引くのと、このケースではあまり痛みを感じないため、膨らんでいない時には治ったような気がしてしまうかもしれませんが、この状態は歯の治療をしなければ治りませんので、悪化しないうちに早めの対処が必要です。
いずれにしても、通常の歯肉炎と違う長引く腫れがある場合には、早めの受診をおすすめします。
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