歯を失ってしまった場合、歯を補う治療が必要になってきますが、1本失った場合には、インプラントかブリッジで悩むという方が多く見られます。治療法によってお口の状態も大きく変わってきますので、どちらを選ぶかはとても重要な問題でもあります。
今回はブリッジとインプラント、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介し、治療を選択する際の参考にしていただけたらと思います。
歯を1本失った場合、親知らずを除外した一番奥の歯(前から7番目)の場合には、特に何も治療を行わないケースが多いですが、それより手前の歯を失った場合には、きちんと噛めるようにするために、歯を補う治療が必要となってきます。
その際、ほとんどの方はインプラントかブリッジを選びますが、1本分の入れ歯というのも可能ではあります。ただ、入れ歯は違和感が強い、いちいち取り外しが面倒臭いといった理由でつけなくなる人も多いため、実際のところ、選ぶ人は少ないのが現状です。
そのため、今回はインプラントとブリッジの場合に絞ってご紹介します。
インプラントは歯を失った顎の骨に人工歯根を埋めて、被せ物をする方法です。自然の歯と近い状態に回復することができるため、使い心地が自然で、よく噛める、見た目が良い、単独で入れられるので、周囲の歯を傷めない、お手入れがしやすい、といった多くのメリットがあります。また、顎の骨に常に噛む刺激が伝わるため、骨が痩せるのを防いでくれ、お手入れが良ければ10年、20年、それ以上というように、半永久的に持たせることも可能です。
デメリットとしては、保険適用がないので高額になる、顎の骨にインプラントを埋める手術が必要になる、骨の状態がよくないと適さないことがある、全身疾患や体の状態によってはできないことがある、骨とくっつく期間が必要なので治療期間が数ヶ月かかる、といったことが挙げられます。
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って、歯の抜けた部分に橋を渡すように連結した被せ物をする方法です。ブリッジのメリットとしては、保険適用にすると安価で治療できる、手術が必要ない、治療期間が短くて済む、ということが挙げられます。
デメリットとしては、歯を被せるために、健康な歯をたくさん削る必要がある、抜けた部分の顎の骨に刺激が伝わらないので顎の骨が痩せてしまう、歯がない部分にかかるべき力が他の歯に余計にかかってしまう、形が複雑なので、歯磨きを隅々まで行うのが難しい、ということがあります。
以上、インプラントとブリッジのメリットとデメリットをご紹介しました。どちらの治療がいいのか、というのは、その人個人の考え方や、状況などによっても変わってきます。そのため、両方をよく見比べた上で、ご自分に合った方法を選択されることをおすすめします。
こういった歯に関するお悩みや治療に関して、堺市北野田駅前のおだデンタルクリニックにお任せください。インプラントや歯周病、歯の予防、お子様の歯の治療や矯正など様々な治療を承っております。歯に関する些細なお悩みでも医師や衛生師にお伝え下さい。