虫歯=痛い、というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。ところが、虫歯であっても痛みを感じないケースというのは意外に多く、相当深い部分まで虫歯が進んでいても、全く痛みを感じないこともあります。実は虫歯には痛みを感じにくいもの、もしくは痛みを全く感じない状態になっている場合というのがあります。
今回は痛みを感じにくい虫歯についてご紹介します。
目次
痛みを感じにくい虫歯としては、次のようなものが考えらます。
虫歯が歯の表面のエナメル質にとどまっている場合には、まだ症状を感じることはありません。
虫歯は、専門用語では「う蝕」と言いますが、虫歯には大きく分けて進行の速い「急性う蝕」と、進行が遅い「慢性う蝕」というのがあります。
<急性う蝕>
急性う蝕は子供や若い人に多く見られ、短期間で急速に進行します。色はついていないことが多く、歯と同じような色をしていることから見た目には気づかれにくいですが、痛みは感じやすい傾向があります。
<慢性う蝕>
慢性う蝕は大人によく見られ、黒い色をしており、進行がゆっくりであるのが特徴です。何年も進行せずに止まっていることもあります。慢性う蝕の場合、神経に近いところまで行っていても、全く痛みを感じないことも珍しくありません。
虫歯が神経に達すると神経に炎症を起こして強い痛みが出ますが、その後放置していると、神経は死んで感覚を失っていきます。そうなると、激しかった痛みが落ち着き、あたかも虫歯が治ったように感じられることもあります。ですが、この状態を放置していると、内部で細菌が繁殖し、神経が腐って周囲の骨を溶かし、歯茎を腫れさせます。また、それだけでなく、感染が周囲の組織にも広がって蜂窩織炎や副鼻腔炎を起こしたり、さらには血流に入り込むと全身を巡って、心臓や脳へ障害をもたらす場合もあります。
以上のように、虫歯といっても痛みを感じないケースというのはとても多いため、痛みがないから安心、だとは言えません。このような痛みを感じない虫歯をいち早く発見するためには、歯科医院での定期検診を受け、定期的にレントゲンなどを撮るなどして早期発見、早期治療に努めることが大事です。
こういった歯に関するお悩みや治療に関して、堺市北野田駅前のおだデンタルクリニックにお任せください。インプラントや歯周病、歯の予防、お子様の歯の治療や矯正など様々な治療を承っております。歯に関する些細なお悩みでも医師や衛生師にお伝え下さい。