口臭は歯磨きをすることで解消することがほとんどですが、どんなに歯磨きをしてもなかなか口臭が改善しない場合というのがあります。
そのような場合、歯周病や虫歯があったり、合わない詰め物や被せ物があったり、もしくは内臓から匂いがきている、ということも多いですが、親知らずが原因になっていることも少なくありません。
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親知らずは一般的に、思春期以降、18歳くらいで生え始めます。ただし、親知らずというのはきちんとまっすぐ生えてくれないことも多く、斜めに倒れていたり、横向きになっているケース、中途半端な場所で止まって出て頭を出さないケースといったものもよくあります。
このような場合には、歯茎に埋まっている部分が細菌の温床となり、口臭の原因になることがあります。歯茎の溝の内部には歯ブラシが届きませんので、いくら歯磨きをしてもきれいにすることができません。
中には、親知らずは全く見えていないのにもかかわらず口臭を引き起こしてしまうこともあります。
親知らずの上に歯茎がかぶっていて外側からは見えないものの、歯茎には歯につながる深い溝があるため、その部分に同様に汚れが溜まってしまうのです。
親知らずが口臭を引き起こしている場合で、歯磨きでも口臭が改善しない場合の対処法として、次のようなことが挙げられます。
親知らずがまっすぐ生え切る可能性がある場合でも、生え切るのに長い期間がかかることがあります。そのような場合には、歯茎の溝を定期的に洗浄することで、口臭を予防できるだけでなく、親知らずの歯茎の炎症の予防にもなります。
斜めに倒れていたり、横向きに倒れていたりする場合のように、親知らずが様子を見てもまっすぐ生える見込みがなく、ずっと歯茎がかぶっている状態となる場合には、できるだけ早めの抜歯をおすすめします。歯茎がかぶった状態では口臭が出ることも確かに問題ですが、それよりも歯周病や虫歯のリスクが高く、いずれトラブルを起こす可能性が高いからです。
たかが口臭、されど口臭です。口臭の原因が親知らずであることも多いので、なかなか口臭が改善せずお悩みの方は、一度歯科で相談してみてはいかがでしょうか。
こういった歯に関するお悩みや治療に関して、堺市北野田駅前のおだデンタルクリニックにお任せください。インプラントや歯周病、歯の予防、お子様の歯の治療や矯正など様々な治療を承っております。歯に関する些細なお悩みでも医師や衛生師にお伝え下さい。