いびきというのは、誰であっても疲れていたりするとかくことがあります。でも、「たかがいびき」と侮っていると、健康に大きな影響を与えたり、重大な事故につながったりすることもあります。
いびきがひどくてご家族に指摘される、目が覚めてしまう、というような方は一度いびきについて見直してみる必要があります。
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いびきが起こる原因は、眠っているときに空気の通り道である気道が狭くなってしまうことです。普段起きている時には気道は開いているものですが、横になって眠ると、舌の根元が喉の方に落ち込んでしまい、気道が狭くなってしまうのです。
狭くなってしまった気道に空気が通ると、喉の粘膜が振動し、いびきが起こります。いびきは時々かくくらいであればそれほど問題にはなりませんが、ひどくなると呼吸が断続的に止まってしまう「睡眠時無呼吸症候群」を起こし、健康上影響が出てくる場合があります。
一般的にいびきは、肥満の人、口呼吸をしている人に起こりやすい傾向があります。また、仰向けに寝ると起こりやすくなります。
睡眠時無呼吸症候群になってしまうと、深い眠りが得られなくなり、十分な休息が取れない状態になります。そうすると、日中の集中力や記憶力などが著しく低下し、勉強や仕事に大きな支障をきたすことになります。また、寝不足から精神的にイライラしやすくなり、周囲の人にも悪影響を与えてしまいます。
また、強烈な眠気が襲ってきて、車の運転時に居眠りをして大事故に繋がることもあります。実際に新幹線やバスの運転手などが居眠り運転をし、事故を起こしたケースもあります。
さらには、全身的な病気につながることもわかっており、高血圧、不整脈、心不全などを引き起こしたり、突然死の原因になることもあります。
次に当てはまる項目が多いほど、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高くなります。まずはチェックしてみましょう。
・いびきを指摘されることがよくある
・寝ても寝ても眠気が取れない
・太っている、または最近太ってきた
・口呼吸をしている
・就寝中に苦しくなって起きることがある
・朝の目覚めが悪い
・起きた時に喉が渇いている、喉が痛い
睡眠時無呼吸症候群は、早めの対処で改善することが可能です。当院でも治療を行なっていますので、健康上の被害や重大な事故を起こす前にまずは早めにご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群の治療法にはいくつか方法がありますが、歯科的な治療法としては、日常的に簡単に行いやすく続けやすいマウスピースによる治療が主に行われます。
患者様のお口、歯の状態にピッタリと合わせたマウスピースを作製し、眠っている間に装着するだけの簡単なものですが、下顎を前に固定して気道をしっかりと確保できるようになるので、無呼吸になるのを防ぐことができます。
医科で出された睡眠時無呼吸症候群の診断書をお持ちいただければ、保険でマウスピースを作製することができますので、ぜひお気軽にご相談ください。
こういった歯に関するお悩みや治療に関して、堺市北野田駅前のおだデンタルクリニックにお任せください。インプラントや歯周病、歯の予防、お子様の歯の治療や矯正など様々な治療を承っております。歯に関する些細なお悩みでも医師や衛生師にお伝え下さい。