お口のトラブルというものは、私たちが全く予期していない時に突然起こるものです。突然のトラブルにはあたふたしてしまいがちですが、間違った対処をすると悪化することがあります。今回はお口のトラブルに対する対処法についてご紹介していきます。
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急に歯が痛くなってきた場合、虫歯による歯の神経の炎症や、歯根周囲の急性炎症の可能性が高いです。このような場合は、放置すると痛みがひどくなってきますので、なるべく早めに歯医者に連絡をし、受診するようにしましょう。
もし、歯医者に行くまで我慢できないような痛みの場合には、痛い部分を冷やす、市販の鎮痛剤を飲むなどして、痛みを抑えるようにしましょう。
歯茎が大きく腫れる場合、進行した歯周病による急性炎症か、歯根周囲にできてしまった膿溜まりが歯茎の方まで広がってきている可能性が高いです。どちらにしても、放っておくと痛みが強くなってくる可能性が高いため、たとえ痛みがなくても、早めに歯医者で診てもらいましょう。
詰め物や差し歯などの人工物が取れてしまった場合、それがたとえ目立たない場所であっても、痛みがなくても、なるべく早めに受診することをおすすめします。
詰め物や差し歯が取れてしまう原因には色々ありますが、中には元どおりくっつけられるケースもあります。ですが、外れてから日数が経ってしまうと、周囲の歯の位置がずれるなどして、元どおりに戻せなくなることがありますので日数があきすぎないよう、注意しましょう。
もし劣化していて、明らかに作り直しになりそうな場合でも、詰め物や差し歯が外れたままになっていると、歯の内部に虫歯ができたり、ばい菌が入ってしまったりする危険性があるため、長い間の放置は厳禁です。
取れてしまった人工物は、受診時には失くさず持っていくようにし、決して自分で接着剤などでくっつけないようにしてください。
硬いものを噛んだ際、転んだりぶつけたりした際に歯が欠けたり折れてしまうことがあります。そのような場合、破片をくっつけられる場合がありますので、可能であれば破片を持っていくことをおすすめします。
歯が大きく折れてしまった場合、歯の神経が露出してしまっている可能性があります。ぶつけた直後には興奮状態で痛みを感じないことがあります。ですが、神経が露出している場合は、神経を取り除かなければ強い痛みを出してきますので、早めに歯科を受診しましょう。
なお、欠けた破片はなるべく乾燥させないよう、生理食塩水か牛乳などに浸して持っていきましょう。
歯をぶつけて丸ごと抜けてしまった場合でも、早めに対処すればまた元の位置に戻して生着させられる可能性があります。そのため、一刻も早く抜けた歯を持って歯医者を受診しましょう。
歯が抜けた場合には、「極力早めに対処する」、「歯の歯根部分に触れない(歯根膜を傷めない)」、「乾燥させない」ということに注意を払う必要があります。抜けた歯が汚れてしまっている場合には、歯根部をなるべく触らないようにしてサッと流水で洗い、生理食塩水(もしくは牛乳)に浸し、早急に歯医者を受診しましょう。
歯をぶつけてグラグラしている場合、歯が動かないように両隣の歯と固定する必要があります。固定して安静にさせることにより、元どおりに歯がしっかりと固定されるようになります。
歯のトラブルは、ほとんどの場合早めの対処が肝心です。何かありましたらお早めにご連絡をください。
こういった歯に関するお悩みや治療に関して、堺市北野田駅前のおだデンタルクリニックにお任せください。インプラントや歯周病、歯の予防、お子様の歯の治療や矯正など様々な治療を承っております。歯に関する些細なお悩みでも医師や衛生師にお伝え下さい。