親知らず抜歯というと痛いイメージのある方もいらっしゃるかもしれません。ですが、親知らず抜歯は、抜歯する際には麻酔が効いた状態で行うので、基本的に麻酔が効けば抜歯中に痛みが出るということはありません。また、抜歯後の痛みについては、その歯の状態、抜歯後の対応の仕方によっても痛みの出方が違ってきます。
今回は抜歯時になるべく痛みを起こさないコツについてご紹介します。
目次
麻酔は、炎症がある部分にはあまり効きません。そのため、まずは麻酔をしっかりと効かせるために、抜く予定の親知らず周辺に汚れを溜めないよう、前もってお口の中をしっかりと清潔にしておきましょう。
麻酔が切れると、痛みが出てきます。痛みが出てから痛み止めを飲んでももちろんいいのですが、できるだけ痛みを出さないようにするには、麻酔が切れる前に痛み止めを飲んでおいた方がよりしっかりと効き目が出ますので、抜歯後は早めに痛み止めを飲んでおくと良いでしょう。
抜歯後当日は血が滲むような状態が続きますが、出血に対してはガーゼなどを圧迫することで対処しましょう。出血が気になるからといってうがいをしすぎてしまうと、せっかくできた血の塊を流してしまい、抜歯後の治りが悪くなって強い痛みを出す原因になるので、くれぐれもうがいのしすぎには気をつけましょう。
抜歯した部分を舌や指でやたらと触れると、感染を起こして痛みの原因となることがありますので、極力触れることは控えるようにしましょう。もし、抜歯した部分に食べかすが入って気になる場合には、歯ブラシなどを突っ込んだりせず、あまり水圧をかけずに軽くゆすいで出すようにしましょう。
抜歯後には、術後感染を防ぐために抗生剤が出されます。抜歯後に細菌感染を起こしてしまうと、強い痛みや腫れを起こす原因となりますので、抜歯後は決められた通りに飲むようにしましょう。
抜歯後しばらくは抜いた側で食事を摂ることは控えましょう。また、抜いてから数日は、傷口を傷つけるような硬い食べ物、香辛料の効いたもの、熱いものなどは控えるようにしましょう。
以上のような対策を知っているかどうかで、親知らず抜歯に際しての痛みの程度というのは変わってきます。親知らずを抜く予定のある方はぜひ参考にしてみてください。
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