親知らずを抜いた後には、多かれ少なかれ、抜歯後の症状というものが出ます。今回は、親知らず抜歯後に起こる症状、トラブルについてご紹介します。
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親知らずを抜いた後に麻酔が切れると、ほとんどの場合、痛みが出ますが、ほとんどの場合は2、3日もすれば落ち着いてきます。痛みが出ている間には、痛み止めを飲んでいただくことで通常は問題なく過ごせることがほとんどです。
腫れは治癒する際の反応ですので、程度の差はあれ、起こってきます。こちらは抜歯後2、3日後をピークに、あとは徐々に落ち着いていきます。
出血に関しては、抜歯をした当日は少し血が滲みますが、その後は血が固まり、止まります。もしあまりにも出血が多い、いつまでも止まらない、という場合には歯科医院へ連絡しましょう。
こちらは抜歯に時間がかかった場合に起こりやすく、大きく口を開けている時間が長かったことによって、唇の端が切れたようになってしまうことがあります。こちらは日にちが経てば落ち着きますが、口内炎の塗り薬で症状を和らげることができます。
下の親知らずを抜いた後に起こりやすく、特に、歯を切断したり骨を削って抜いた場合に起こりやすくなります。内出血を起こすと下顎の部分が紫色っぽくなりますが、こちらも日にちがたつにつれ徐々に落ち着いていきます。
抜歯後1週間経っても強い痛みが続いている場合には、ドライソケットになっている可能性があります。これは、抜歯した後の穴に血が溜まらず骨が露出していることによって痛みが出るものです。下の親知らず抜歯で起こりやすく、発生頻度は5%程度です。ドライソケットになってしまった場合には、痛み止めの服用を続ける、軟膏を抜歯した穴に塗布する、再度出血させる、といったような方法を行います。
下の親知らずを抜く際に、顎の中の骨の神経が近くて圧迫、もしくは傷ついてしまう場合、下顎の皮膚の感覚が鈍くなって麻痺したようになることがあります。この場合、症状は半年ほど続くこともありますが、いずれは神経も修復されて感覚も戻ります。治りを早めるためにビタミン剤を服用していただくこともあります。
上の親知らずを抜く際に、その上にある上顎洞(副鼻腔の一種)に歯根の先端が接している場合、親知らずを抜くと上顎洞に穴が空いて口腔内とつながってしまうことがあります。こちらもいずれは塞がりますが、しばらくは鼻を噛まない、ストローや麺類を吸う、といった行為は控えていただく必要があります。
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