キシリトールが歯にいい、という話を聞いたことのある人も多いでしょう。すでに虫歯予防のために積極的に取り入れている人もいるかもしれません。ですが、キシリトールを使った製品にはいろいろあり、その効果も様々です。
今回はキシリトールを虫歯予防に活用する場合に、どのような製品を選ぶのが良いのか、についてご紹介していきます。
目次
キシリトールとは天然の甘味料の一つで、安全な食品添加物として認可されています。強い甘みがあるにもかかわらず、砂糖とは違って虫歯の原因にならないことから、虫歯予防の目的で利用されています。
予防歯科先進国として知られており、世界一虫歯が少ない国でもあるフィンランドでは、キシリトールを積極的に利用していることも虫歯が少ない要因の一つとして考えられています。
砂糖は虫歯菌が分解することで酸を発生し、それが虫歯の原因となりなすが、キシリトールは虫歯菌によって分解されないので、酸を発生させません。
キシリトールは虫歯菌の餌になりませんので、細菌の塊であるプラークが作られにくくなり、虫歯や歯周病にかかりにくくなります。
キシリトール製品を摂ることで唾液が増え、口の中の細菌を洗い流す自浄作用がよく働くようになります。
唾液が増え、唾液中のミネラルが歯に沈着しやすくなります。その結果、虫歯になりかけても修復作用がよく働き、虫歯になりにくくなります。
キシリトール製品はガムやタブレットの形の形で販売されています。このような形になっている理由は、お口の中に長くとどまることにより、効果を発揮しやすくなるからです。
キシリトール製品にはキシリトールの含有率が記載されていますが、フィンランドではキシリトールの含有率が50%のものが推奨されています。含有率が高い方が、キシリトール効果が期待できるので、できるだけ高いものを選ぶと良いでしょう。
ちなみに、歯科専用の製品は、キシリトール含有率が100%ですのでおすすめです。
キシリトールは、時々気の向いた時に摂取する、というよりは、長期間継続して使用するほど虫歯予防効果が期待できると言われています。ちなみに効果を期待するには、2週間くらい、1日に3回、食後に摂るのが良いとされています。
虫歯予防効果が高いものとして、フッ素がありますが、フッ素とキシリトールを併用することで、より虫歯予防効果が期待できるでしょう。
もちろん、普段の歯磨きが基本となりますので、フッ素やキシリトールはあくまでも補助的なものとして活用していくようにしましょう。
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