コラム

2023.07.12

口臭が届く距離ってどのくらい?

他人の口臭が気になる時ってありますよね。でも、口臭というものは本人には分かりづらいものですし、他人にもなかなか伝えづらいもの。ひょっとして自分も匂っているかも?と不安に思ってしまう人もいるかもしれません。口臭が届く距離とは一体どのくらいなのでしょうか。

口臭が他人に届く距離

口臭が他人に届く距離口臭というのは、多かれ少なかれ誰にもあるものです。しかも、時と場合によって匂いの強さというのは変わってきます。例えば、朝起きたばかりというのは口が乾いていますので、誰でも生理的口臭というものがあり、多少匂います。
一概に口臭が届く距離といっても、実際それは匂いの程度によっても変わってきます。例えば、1日の中で匂いの強くなりやすい起床時の生理的口臭だと、50センチくらいの距離で感じられるとされており、日中の口臭だと無風の状態で1メートルくらいの距離でも感じられると言われています。

そのため、自分の口臭が気になってしまうという方、もしくはそのような場合では、多少相手と距離を離して話すと安心かもしれません。
ですが、例えば虫歯や歯周病などで口臭がきつくなっている場合だと、2メートル程度離れていても臭うことがありますので、お口に問題を抱えている方は早めに治療を受ける必要があります。

自分ですぐにできる口臭対策

自分ですぐにできる口臭対策まず、口臭というのは、口の中の唾液が少なくなると出やすいため、口の中を潤すことでかなり改善します。例えば水分を摂る、口をゆすぐといった方法、もしくはガムなどを噛んで唾液を出すのも効果的です。

歯磨きができる状況であれば歯磨きをするのがベストです。舌の上にへばりつく舌苔というのも口臭の原因になることがありますので、それが厚めについている場合には歯ブラシなどで落とすのも良いでしょう。ただし、ゴシゴシ擦りすぎは禁物で、あくまでも優しく落としましょう。
また、歯と歯の間にたまったプラークは歯ブラシでは落としきることが難しく、口臭の原因になることも多いため、歯間ブラシやデンタルフロスを使うとより一層効果的です。

歯周病対策も忘れずに

歯周病対策も忘れずに口臭の原因のほとんど(9割くらい)は口の中が原因だとされ、そのほかは内臓などが原因だと言われています。特に強い口臭というのは、主に歯周病が原因となっていますので、歯周病対策ケアを継続的に行っていくことが大事です。歯周病というのは一般的に酷くなるほど口臭も強くなっていき、歯磨きだけでは口臭の改善が難しくなります。

また、歯周病がひどくなくても歯石が溜まっていると、歯磨きをしても落ちないため、口臭が強くなりがちです。そのため、定期的に歯科で歯石取り、そして歯のクリーニングを受けて、きれいな息を保っていくのと同時に健康な歯と歯茎を保って行くようにしましょう。

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